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急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

よくわかる倫理学

高校生の頃、倫理学にハマってしまいその類の本を読み漁った。

大学は英語と面接だけの推薦入試で合格していて、センター試験には勉強することなしに挑んだんだけど、(英語と)倫理だけは100点近く取れた。数学Ⅰ・Aは12点だったけど別にいい。勉強してないんだから。

そんなことは本当にどうでもよくて、その時から、人間の思考も行動も、すべて先人によって一定のパターンに分類されていて、私が考えたことは、ひょっとすると感じたことでさえ、ナントカ主義みたいな簡単な4〜5文字で片付けられるものだと実感していた。腹立つ。25歳になってなお、腹立つ。

例えば、ある人が電車でおばあちゃんに席を譲ったとする。この行動が「立ってるおばあちゃんがかわいそう」という思いからくるなら、ある人は道徳情操論に従ったといえる。「どう思うとか関係なく、とにかく、道徳的に正しい行為だ」と考えたなら義務論。「いいことしてる気になって自分が満足」と考えたなら利己主義。「おばあちゃんも他の乗客も社会も、沢山の人がハッピーになる」なら功利主義。禁欲主義者なら、そもそも電車なんか乗らないし、乗ったとしても決して座らない。

何かに思いを巡らすとき、アダム・スミスとかカントとかの哲学者、たまに聖書とか仏典がちらつく。ちらついて振り払っても、どうせ私の見えないところで監視しながらにやにやしてんだろう。絶対。

ならば答えを教えてくれよ。誰かがでてくればまた別の誰かがでてきて批判するように、哲学者が肩書きとして今も成り立っていてたくさんの本が出版されているように、全部の人間が両手を挙げるような答えなんてないのか。これもまた腹立つ。何かを信じることが極端に苦手な人間もいるというのに。倫理学勉強したって役に立ちゃしない。

拠り所がほしくて、探している。

尊敬する人か。私的なバイブルか。音楽か。宗教か。
あー結婚したい。彼氏がほしい。

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