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急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

ナプキンの旅

日常

最近オシモな話ばっかりだね。
飛行機事故とバスの事故は続くっていうけど、これもそうだね。

特に当てもなく電車に乗った。私が用もないのに電車に乗るってのは結構珍しいことだ。電車見るのは好きだけど、人混みが嫌だから。Youtubeで電車の動画見てるのが一番いい。先頭車両の車窓を始発から終点までひたすら定点で撮ってる動画。あれいいよね。ずーっと見ちゃう。

10時くらいに電車に乗ったんだけど、通勤ラッシュ避けてる系OLが結構たくさんいて満員で、座れなかった。座れなくて、別にヒール靴を履いていたわけでもないのに足をプルプルさせている。さっきスクワットやってきたからかな、それにしてもこんなにプルプルするかと思いながら足元をふと見ると、整理用ナプキンを包装してあるあの紙がスネのところについているのに気づいた。

あれだ。テープのところがちょうど。麻のパンツを履いていたからくっつきやすかったんだ。

スネのところでヒラヒラしている。

するってーとあれか。家からここまでつけてきたのか。そうか、確かに部屋の床に放り投げた。我が家にゴミ箱はないから(信念)週末にまとめて床をゴソーっと掻いて捨てることにしてるんだけど、しくじった。まさかこんなものがついているとは。まさかそれに気づかないとは。

電車は乗車率150%くらいだった。まあ頑張れば取れる。頑張ればバレずに剥がしてカバンにしまうことができる。まるで彼氏が、泣いた彼女の涙をはらうが如くスマートにナプキンの包装を取ろうとしたら、ヒラっと床に落ちた。終わった。拾うためにしゃがむスペースはない。ポイ捨て嫌いなのに。当てもない電車旅とはいえ、大月までいく勇気もなかったので、諦めた。

今ごろあのナプキンの包装紙が、甲府の寒空で、三遊亭小遊三の落語でも聞いていればいいなあと思う。