急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

親離れ

主体性がないとか、気力がないとか、熱意がないとか、興味がないとか、自分以外のものに飲み込まれながら生きているみたいな、そういういかにも現代人ぽい、達観したやつじゃなくて、単に親離れできていないのかも知れないと思った。

実家に帰ることになった。出戻り。

8年ぶりの、ひとりでない暮らし。急にご飯を食べたくなくなる時も、急に叫びたくなる時も、オナニーする時も、ちょっと寝かしておいて欲しい時も、これからは人の許可がいるようになる。嫌だ。

母に嫌だと言ったことがあった。でも、その嫌をここに居座る理由にするための確固たる信念も、恥を曝け出す勇気も、論理的な話術も、私は持ち合わせてなかった。

だから、ちょっと考えたけどやっぱりどっちでもよくなったよ、いい意味で、という精一杯の抵抗をもって、引っ越すことに決めた、決めたというか、受け入れた。嫌ですと言い切れないあたり、本当にどっちでもいいと思っているのかもな、私は、なんて頭と心の乖離を見ないふりする。まあ、いいだろ、まだ27だし。会社員じゃないし。一人っ子だし。楽しいこともあるんだろうし。ひとり暮らしにはひとり暮らしの辛さがあるんだろうし。友だちもできるかもしれないし。慣れるんだろうし。

ちょろちょろ帰って内覧について行くのも、どうにでもなれ、と言えないからだ。引越しの日程を熟考するのも、母を悲しませたくないからだ。私は私で決めたのだから。決めたのだから。これを大人と言うのか?子どもというのか?

免許取らないとなあ。

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