急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

何のために働いているのか

コンビニで税金を支払う時、確認ボタンを押すために伸ばした手が重たかった。

この重さは収入の増加に応じて累進するというのは、社会科の授業で既に知るところであったが、となると、この重さに耐えうるだけの筋肉を、鍛えなければいかん。

かといって本物の筋肉みたいにチマチマと手間をかけてやりたい訳ではなく、ドカンと一発、ならそれはそれで対応しうるだけの力、というか、差し押さえられたら嫌だし、どうせ払うんだけど。

朝起きたら身体がムキムキデラデラになっていた、なんてこともあるかもしれない。朝起きたらタバコを吸いたくなくなっているかもしれない。

私は一体、何のために働いているのか。ただのボードゲームに過ぎないのに。