急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

移住の末路じゃなくて自分の限界

9年続いた首都東京(含近郊)での一人暮らしに終止符が打たれ、静岡浜松のイオンのそばにある3DKで父母と3人暮らしをはじめて3ヶ月が経った。

東京(含近郊)にいたころからしていたフリーのライターを浜松でも続けているのだけど、

仕事が激減しました。

月売上ベースでMAXから5分の1くらい。

隔週でやろうといってたFaceTimeの打合せは2回で自然消滅。コミュニケーションが上手く取れずにミスばかりして、結果が出せずに、縮小。

交通費出せないから僕が取材するよって、手間。来られないならそっちでできる仕事振るねって、消滅。

だから、私は、行ったことのない場所を紹介し、買ったことのないもののリンクを貼った記事を書きました。

お金のためでした。

業界・メディアのあり方を変えようと粉骨砕身なさってる同業の方とか親身になって様々を教えてくれた先輩には顔向けできないけれど、とても悔しかったけど、私は書くことが好きだけど、今の私にはそんな仕事しかない。いや、それしかないわけじゃないが、それだけでは生活ができないんだ。

そんな仕事とは失礼でした。ただ、私は行ったことのない場所を紹介し、買ったことのないもののリンクを貼る記事を読むのが好きではありません。

しかし、それでも、こたつでヌクヌクしながら書けるヌクヌクした記事でも、構成から文字チョイスまで、 原型とどめないほど赤入れされたり、ナメてるとしか思えんと言われたり…とか…。

そうです。今私に仕事がないのは、距離のせいではないのでした。

そうそう、最近、友人が単行本を出して漫画家になった。

私もいつかブログが話題になって本とか出したいんだよね、どっちが早いかなあ、ふふふ、なんて(勝手に)競争してたりしたのです。

でも、先日彼女の家に行ったら、私がキャンクラしてる隣で、インクが出ないペンで、何も写らないボードにシャーシャーって、うーんって唸って肩甲骨ガチガチに固まらせながら、ずーーーっと書いていました。インク出てないからだよ、と冗談も言えぬくらいの気迫。トイレ借して、とも言えないくらいの気迫で、私は勝手に席を立ち、納戸を開けてしまいました。

納戸の次に開けたトイレのドアの奥で用を足しながら、鈴木おさむが言ってた川ってこれかと。

私が、どっちが先かなあ!楽しみだねえ!サイン考えないとねえ!って雑談の後ろで闘争心むき出しにしてる間に、彼女は。彼女はただ、肩甲骨をストレッチすることもしないで、ずーーーっと書いていたんだなあ。

ただ、それでも、そんな私にも、ブログの問い合わせフォームから仕事をくれたり、打合せしましょって東京に呼んでくれたりする人がいる。

オフィスに行くたびに、きっと劇的に忙しいのにご飯ごちそうしてくれたり、仕事で良くしてくれている美と心の師匠(勝手に言ってる)は、あいちゃん元気なさすぎだからこの精油もってけ、って励ましてくれたり、あいちゃんにやってほしいこといっぱいあるから今度浜松行くよ、うなぎ食べながらそこで打合せしようって、冗談かもしれないけどそう言ってくれる人がいます。

そういう会社に、そういう人に出会えたことが、とっても嬉しくて。応えたい応えなきゃと、至極ビジネス感のない幼稚な考えに至りました(遅すぎ蓮)。

書け

書け

書け

キャンクラ辞めろ

そういう感じです、今。