急がば回りこんでドロップキック

後藤あいといいます。

非東京に対するコンプレックス

東京へ来て5日。ウィークリーマンションに近づくと、あー帰ってきたなと感じるようになった。特有の香りも認識できるようになった。

あと、私は東京に憧れているらしいことが分かった。

家の鍵をかけてから4分で電車に乗れること。そこから10分もしたら雑誌に載ってるオシャレブランドの旗艦店に着くこと。仕事の打ち合わせに行き放題なこと。やりたい案件がいっぱいあること。下品で頭が悪そうな人間が少ない(目に入らない)こと。免許のない私でも好きな時、行きたい場所に楽に安く着けること。かつての東京生活でできた友人・同志・同業の仲間に会えること。平日の昼間からスーツを着ていない独身アラサー女が1人でPCをいじっていてもジロジロ見られないこと。

憧れてる理由、具体的にはいろいろ持ち上がるのに、どれも決定打ではない。考える余地ありなので、帰る前までに明らにしたい。

しかし、私に東京への憧れがあったことに気づいた、これは大きな収穫でした。

両親と暮らすことが嫌だという理由で逃避行を実行したけど、もし両親と東京に住んでいたなら、ここまで、家出するように逃げるまでには至らなかったのではないか。

分かりかけていたのに!
決意しかけていたのに!
地元嫌いかも、で、急にこじれてきた!

私は東京が好きなんだ。
スペック足りず弾かれてしまうかもしれないけど、スペック足りず弾かれた人でもいることが許される街なんだよね、東京って。

温かいんだか冷たいんだか、寛容なのか無関心なのか分からんけど、いいなあ。大した能力もないのに、会社員じゃないのに胸張って歩けて、住み良いなあ。浜松、嫌い。